R+house富士(アールプラスハウスフジ)、空間工房LOHASスタッフの福井です。
間取りがそろそろ決定です。という頃に、電気配線と照明などの電気計画を行います。
電気計画は、照明やコンセントの位置だけではなく、テレビや電話のジャックの位置=つまり、テレビや電話(最近ではモデムも必須になってきています。)を置く場所を決めることになります。
“テレビ”、必須ですよね?
薄くなった変わりに、画面は大きくなり、空間の中で存在感のあるものになっています。
『どこに』、『どうやって置いて』、『どこから見るか』、これらが決まらないと、ジャックやコンセントの位置が決まりません。
『どこから見るか』・・・リビングで寛いで見る/食事中も見たい=ダイニングからも見えるように/食事を作りながらキッチンからも見える?/椅子に座って見るor床に座って見るなど。
『どこに』・・・『どこから見るか』や壁・窓の位置によって決まってきます。
『どうやって置くか』・・・テレビ台やローボードなど置き型家具に置く/テレビ台を兼ねた造作家具を作りつける/壁掛けとする
実際、お施主様たちはこのような定位置を作っています。
【造り付の家具を造作】
置く場所が限られている(壁や窓の配置など)、テレビ台以外の役割も持たせたいなどの場合、自由の効く造作家具はお勧めです。
テレビ回りのAV機器を収納できるように棚を設け、天板には配線用の穴を造作しました。
その他、収納したいものに合わせ、扉をつけたり、オープン棚にしたり。
または、造作ベンチとつなげたり。
【ローボードなど、置き家具を使用】
ダイニングテーブルなど、他の家具に合わせ、テレビ台を購入する方も多いようです。
その場合、家具の背面にコンセントを設けるか、家具を置いても隠れてしまわない高さに設置するかを確認します。
※家具の購入時には、背面にコードが通せるスペースが設けられているかもチェック。
家具によって、統一感を出すこともできます。
【最近増えつつある、壁掛け】
壁掛けをご希望の場合は、プラン段階で伝えることをお勧めします。
・テレビだけではなく、周辺機器との配置や配線を考える。→ テレビ本体はスッキリ壁に掛けられても、その他AV機器はどこに置く?電源コードや周辺機器の配線が垂れて丸見え!!なんてことに。
・配線を壁内に通すか否か→スッキリ納めるため、周辺コードを壁内に通せるように造作。
・荷重に耐えられる下地が必要→金具を取付けるための下地材を施工してもらいましょう。
上部の棚部に、コンポ等のAV機器を置き、接続用コード等を見えないように壁をふかし、壁内にコードを通してテレビと繋げられるようにしました。
(上部カウンターとテレビで隠れる位置の壁に配線用の穴を加工。)
だいたいこの辺りに置く予定・・で計画をしてしまうと、
引っ越した後、延長コードが必要だった/テレビ台にコンセントが隠れてしまった/周辺機器とコンセントの位置が使いにくい・・なんてことに。
また、テレビだけではなく、存在感のある大物家電は、新築への引越しのタイミングで買い替えるか否かも併せて検討しておくと良いかもしれません。
LOHAS次回の完成現場見学会は、10/24,25予定(改めてご連絡しますね)
完成現場を見学する際、テレビのジャックも探してみて下さい。
テレビ自体がなくても、“ここに置くと、どこからどう見るのか・・”が想像できて、面白いかもしれません。